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帰ってきたよ~ [ 続・海底鉱山]

調査航海は無事に終了。
港へ戻りましょう。

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今回の調査地域。沖縄本島から100kmくらいの沖合で調査してました。
この海底で摂氏300度にもなるお湯が湧き出てるなんて、ちょっと想像できないよね。

今回「も」いろいろあったけど、すごく久しぶりに海洋生物学者さんやその卵達と
ご一緒できたのは、楽しかったし勉強になりました。
これは陸上の調査では考えられない経験。まさに「呉越同舟」。いろんな分野の
人たちが調査船に乗り込んで、いくぜ海底熱水噴出孔!
実際には船の上でややこしいことになることもしばしば。調査の優先順位。調査時間。
場所。喧々諤々。こういう「乗り合い船」(乗り合いタクシーではなく)だと、首席研究者
が調整役を果たします。本当にお世話になりました > Yさん
私個人は、もう大満足の航海でした。ありがとうございます。

PB180001.JPG
水中ロボット(ROV)「ハイパードルフィン」君にもお世話になりました。
潜航調査の終盤(最後の潜航)ではロボットアーム(マニピュレータ)の調子が
いまいちになりつつも、ちゃんと調査を完遂いたしました。おつかれさま!
写真は、洋上で修理中のハイパー君。このロボットアームは外国製なのですが、
ハイパードルフィンの運航チームが治しちゃいます。すごい!

世の中では「ものづくり」という言葉がしばしば脚光を浴びます。でも「ものづくり」と
一口に言っても多様。たとえば、こうやって外国製の精密機器を日本人が自分自身で
修理するのも「ものづくり」だと私は思います。マニュアルなんてないし、あってもあてには
なりません。結局は自分たちの創意工夫で、困難を乗り切るのです。目的があり、道具があり
そしてやる気がある。そこにこそ「ものづくり」は宿るのだろうと思っています。
(ただ作ればいいというわけではないのである)

PB170196.JPG
そして、調査航海の最後の晩餐。
??あれ、違うな。航海最終日じゃなくて、その前の日の写真かな?
フライがオシャレに盛りつけられています。真ん中がディップ!!
前にも書いたけど、船の食事もオシャレ重視の時代なのです。
スマートな海洋調査。
(なのかなぁ…)

もう終わると前回書いたけど、あと1回だけ続くよ~
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