日本の「有人宇宙飛行」宣言はいつ? [▼科学ニュース New!]
昨日はお休みだったので、撮り溜めていた「コズミックフロント」をみてました。
NHK-BSの人気番組で、まず映像が綺麗!あと最新成果の紹介も面白い。例えば、
空気も水もないところでも生命は産まれるらしい?(詳細はWired:「人工生命」を作る研究)
また番組では最近は火星の話題も取り上げられています(下記ニュースも記憶に新しい)。
コズミックフロントの番組内ではドラマ仕立てで、2030年に人類が火星に降り立つ様子を
予想してました。そこには日本人宇宙飛行士も含まれてます(生物学者として)。
あれ、そういえば日本の有人宇宙飛行の計画ってどうなってるんだっけ?
日本のロケットで、宇宙飛行士を宇宙へ!少し調べてみると、もはや夢ではないらしい。
みなさんは、日本独自のロケットで宇宙を目指すのは賛成?反対?
----
では、日本はどれほど「宇宙」へ近づいたのか、順に見ていきましょー。
1)御存知の通り、沢山の日本人宇宙飛行士がアメリカやロシアのロケットの乗って宇宙に
行っている。最近は国際宇宙ステーションに長期滞在も珍しくなくなったね。
2)スペースシャトルなき今、ロシアのロートル「ソユーズ」をベースとした「プログレス補給船」
と日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり」が、国際宇宙ステーションへの物資輸送を
担当中。こうのとりはプログレスの2倍以上、最大6トンの物資を宇宙へ運ぶことができる。
与圧もできるので、生物を乗せて打ち上げ可能(前回はめだかを打ち上げた)
なので人間を打ち上げることも、すでに可能なのだ。
3)あとはどうやって帰るかだけだが、「はやぶさ」のカプセルは無事に地球に帰ってきている。
おそらくソフトは完成、残るハードのほうも下記の通り、順調に開発中。
- 大気圏突入しっかり見ます アイボールを公開 無人補給機「こうのとり」3号機に搭載へ
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120626/cpc1206261447002-n1.htm
- 「シイタケ形」で減速、大気圏外から安全帰還 東大・JAXA
www.yomiuri.co.jp/science/news/20120804-OYT1T00590.htm (※すでにリンク切)
「バリュート」だね!(わかる人はわかる)。この実験は成功だったそうな。
と、ここまで道具は整っているんだから、JAXAさんは「日本独自の有人宇宙飛行するぞ!」
っていう宣言をとっくにしているのだと思っていたら。
●未知なるフロンティアを求めて(JAXA:2008年)
http://www.jaxa.jp/article/special/astronaut/shiraki_j.html
”日本独自の有人宇宙船で日本人を宇宙へ送ることが考えられますが、これについては
予算の問題をはじめ、日本国としての戦略的な政策など検討事項が多く、JAXAとしては
2015年頃までには結論を出したいと思っています。”
あらら、まだなのか?
----
いや、なんでこんなことを長々書いているかといいますと。
いま国際宇宙ステーションに滞在中の星出宇宙飛行士の主なミッションは、
「きぼう」日本実験棟からの小型衛星の放出なんだそうな。
え、それって別に宇宙飛行士がやらなくても、H-IIAロケットで衛星を打ち上げるときに
ついでにやってるんじゃなかったっけ?(いわゆるピギーバック)
なんか曖昧だなぁ、いっそ「日本の夢、独自の有人宇宙飛行のため」に宇宙で日本人に
いろんな経験を積んでもらっている(ビシ!)って言ったほうが、みんなスッキリするんでは?
(あくまで夢ね、宇宙開発をすぐにお金儲けにつなげるのはよくない)
またこんな批判も。呉越同舟の国際宇宙ステーションで思うことができないようならば、
なおさら日本独自に(あるいは日本がリードして)宇宙開発したほうがいいんじゃないかな?
●成果はわずか!? 国際宇宙ステーションの困難な将来
http://wired.jp/2012/08/24/iss-difficulties/
みなさんはどう思いますか? お金かかっちゃうけど、日本は宇宙をめざすべき?
NHK-BSの人気番組で、まず映像が綺麗!あと最新成果の紹介も面白い。例えば、
空気も水もないところでも生命は産まれるらしい?(詳細はWired:「人工生命」を作る研究)
NHK-DVD「コズミック フロント」DVD-BOX(DVD5枚+特典CD付)
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- メディア: DVD
また番組では最近は火星の話題も取り上げられています(下記ニュースも記憶に新しい)。
コズミックフロントの番組内ではドラマ仕立てで、2030年に人類が火星に降り立つ様子を
予想してました。そこには日本人宇宙飛行士も含まれてます(生物学者として)。
あれ、そういえば日本の有人宇宙飛行の計画ってどうなってるんだっけ?
日本のロケットで、宇宙飛行士を宇宙へ!少し調べてみると、もはや夢ではないらしい。
みなさんは、日本独自のロケットで宇宙を目指すのは賛成?反対?
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では、日本はどれほど「宇宙」へ近づいたのか、順に見ていきましょー。
1)御存知の通り、沢山の日本人宇宙飛行士がアメリカやロシアのロケットの乗って宇宙に
行っている。最近は国際宇宙ステーションに長期滞在も珍しくなくなったね。
2)スペースシャトルなき今、ロシアのロートル「ソユーズ」をベースとした「プログレス補給船」
と日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり」が、国際宇宙ステーションへの物資輸送を
担当中。こうのとりはプログレスの2倍以上、最大6トンの物資を宇宙へ運ぶことができる。
与圧もできるので、生物を乗せて打ち上げ可能(前回はめだかを打ち上げた)
なので人間を打ち上げることも、すでに可能なのだ。
3)あとはどうやって帰るかだけだが、「はやぶさ」のカプセルは無事に地球に帰ってきている。
おそらくソフトは完成、残るハードのほうも下記の通り、順調に開発中。
- 大気圏突入しっかり見ます アイボールを公開 無人補給機「こうのとり」3号機に搭載へ
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120626/cpc1206261447002-n1.htm
- 「シイタケ形」で減速、大気圏外から安全帰還 東大・JAXA
www.yomiuri.co.jp/science/news/20120804-OYT1T00590.htm (※すでにリンク切)
「バリュート」だね!(わかる人はわかる)。この実験は成功だったそうな。
と、ここまで道具は整っているんだから、JAXAさんは「日本独自の有人宇宙飛行するぞ!」
っていう宣言をとっくにしているのだと思っていたら。
●未知なるフロンティアを求めて(JAXA:2008年)
http://www.jaxa.jp/article/special/astronaut/shiraki_j.html
”日本独自の有人宇宙船で日本人を宇宙へ送ることが考えられますが、これについては
予算の問題をはじめ、日本国としての戦略的な政策など検討事項が多く、JAXAとしては
2015年頃までには結論を出したいと思っています。”
あらら、まだなのか?
----
いや、なんでこんなことを長々書いているかといいますと。
いま国際宇宙ステーションに滞在中の星出宇宙飛行士の主なミッションは、
「きぼう」日本実験棟からの小型衛星の放出なんだそうな。
え、それって別に宇宙飛行士がやらなくても、H-IIAロケットで衛星を打ち上げるときに
ついでにやってるんじゃなかったっけ?(いわゆるピギーバック)
なんか曖昧だなぁ、いっそ「日本の夢、独自の有人宇宙飛行のため」に宇宙で日本人に
いろんな経験を積んでもらっている(ビシ!)って言ったほうが、みんなスッキリするんでは?
(あくまで夢ね、宇宙開発をすぐにお金儲けにつなげるのはよくない)
またこんな批判も。呉越同舟の国際宇宙ステーションで思うことができないようならば、
なおさら日本独自に(あるいは日本がリードして)宇宙開発したほうがいいんじゃないかな?
●成果はわずか!? 国際宇宙ステーションの困難な将来
http://wired.jp/2012/08/24/iss-difficulties/
みなさんはどう思いますか? お金かかっちゃうけど、日本は宇宙をめざすべき?
2012-08-27 18:00
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コメント(2)
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科学の発展という観点からは、目指すべきだと思います。が、環境保護、経済、軍事的な問題を考えると、各国間の慎重な議論も必要ではないかと思います。
by アヨアン・イゴカー (2012-08-28 09:19)
アヨアン・イゴカーさん、軍事面が一番面倒くさそうです。
環境面では地球観測は高度化するので、環境保護に役立つように思います。
経済面は、、、、当面あきらめましょう(苦)。
そんなわけで私は有人宇宙飛行に前向きです。子供にも夢を与えられるしね。
あ、でも「地球観測は高度化」って書きましたが、そんなの人工衛星でも
できるかな? じゃあ有人の本当のメリットってなんだろう?
by MANTA (2012-08-29 07:21)