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三重県:高校で講演してきたよ [ 研究実況 Old..]

週末にUpload、と思いつつ、時間が経ってしまいました。
先々週の木曜日(2週間前)に、三重県のほうへ出張講演に行って来ました。
テーマは「地震・防災関係」。昨年に引き続き、津西高校さんへお邪魔させて頂きました。

DSC_0102.JPG
※会場最寄の「白子駅」からは徒歩5分で海。先日もUPしたけども、
 解像度がナニだったので、美しい海を再度UP。以下も白子駅周辺の写真です。

津西高校さんは、毎年この時期に「夏期合宿」をされているそう。高校1年から受験へ
むけて頑張っておられます。あれ?それだったら、大学の紹介スライドもいるんでは?
急遽、当研究室の学生の日常が感じられるスライド(海外旅行や学会発表)を探して追加。
「大学ってこんなところだよ」って雰囲気も散りばめて本番にのぞみました。
DSC_0105.JPG
※白子駅周辺の路地。古い町並みだ。

実際のお話の内容は以下のよう。
・昨年の東北沖の地震の話
・三重県といえば南海・東南海・東海地震。
 あと50年ほどの間にたぶんやってくる地震について考えよう。
・地震予知はなぜ難しいか?
三重県は来るべき地震に備えを急いでいる自治体。そういう思いがあって、上記のような
感じでテーマを選びました。

DSC_0110.JPG
※途中で通りがかった津駅。漢字一文字の駅名って珍しいなぁ。

さらに今回の講演では「メニュー形式」を採用しました。つまりイントロのあとで、下記の
メニューのスライドが出てきて、学生さんが聞きたい話を選ぶというスタイル。
1) どうやって地下の断層を調べるの?
2) 地震をシミュレーションできないの?
3) 海底の「動き」って測れるの?
4) 三重県でも大きな地震は起きるの?
5) 今回の地震は予知されていた?
6) 地震予知はなぜ難しいの?
7) 天気予報との違いは?

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 ※白戸駅付近のマンホールの蓋。鈴鹿市としては海をイチ押しなのか?
 てっきり鈴鹿サーキットだと思っていた。

メニュー方式をやったのは2008年頃だったかな?サイエンス・カフェで メタンハイドレートの
ことを話す際にやってみたら、お客さんからは「じゃあ、次はこの話を!」みたいなかんじで、
意外と盛り上がりました。準備するのが大変なので(だって使わないスライドがてんこ盛りだから)
あれからやってなかったけど、今回は張り切って準備をしてみました。

DSC_0107.JPG
 ※白子駅付近の路地。古い家も残っています。

しかし実際には思ったより、質問がでない。。。メニューまで用意したのだけれど。
講演とは難しいものです。考えてみれば、今回は60名ほどの学生さんへのプレゼンだったが
前回(2008年)は半分の30名ほどだったかなぁ。やはり、サイエンス・カフェでの手法は
30名程度が限界らしいなぁ。

またお話の中身が、生徒たちにはちょっと怖かったかも。例えば上の写真にある津駅。
海岸線からは結構離れているのだけれど、標高は3m。これだと東海・東南海・南海の
地震で大津波が発生したら、津駅まで届いちゃう。そんな話をしました。
普段、みんなが通学で使っている駅が津波に浸かる、それは結構怖い話だったのでしょう。
ある女生徒からは「メニューにはないのですが、高さ1mの津波も怖いのですか?」という
質問が来たので「怖いよ」という話を(さらに具体的に)してしまった。

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 ※こちらは近鉄白子駅。ここにも津波はきっと届きます。

いかん。防災や資源の話をすると、つい「〇〇がないと困るでしょ?」「怖いでしょ?」
という話しぶりになりがちなので、そうならないように丁寧にお話したつもりだったのだが。
考えてみれば「丁寧に怖い話をされる」のが一番怖いよね。

DSC_0108.JPG
 ※白子駅前のバス。広告の看板が屋根から飛び出している。

どうやら生徒たちは地震や津波への興味よりも恐怖の方を強く感じてしまったよう。
しまったなぁ、地震や津波を研究してみよう!って感じじゃあなくなっちゃった。
いっそ、「大学ではこんなことやってるんだよ~楽しそうだろう?」って講演に
したほうがよかったなぁ・・・
地震や津波のお話のメニューの中に、実は「明日への希望」の話も入っていたのだが、
(7の「天気予報との違いは?」の中に)、そこを選ぶ生徒はおらず、講演時間終了。
うーむ、脅かすだけで終わってしまったかも。

DSC_0100.JPG
※帰りに東海地方のソウルフードを頂きました。

講演後に、Webサイト上にスライドを置いておいたので、興味をもってみてくれた生徒さんが
何人かいてくれることを祈りつつ、次回はもうちょっとテーマや話の仕込み方を変えていこう、と
スガキヤで「ひとり反省会」して帰りました。
うーむ、話をするって難しい(一生のテーマだろう)。
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ikeda_hiroya

MANTAさん、

『津』駅は漢字1文字で珍しいとのことですが、全国にはいくらでもあるようです。とはいえ、『つ』と平仮名1文字の駅はここだけ。ただし、ローマ字にすると『TSU』と3文字になってしまい、2文字の『AO』駅(粟生駅:兵庫県小野市粟生町字前田にある、JR西日本・北条鉄道・神戸電鉄の駅)に負けてしまっていると何かで読みました(笑)。

白子駅近くのマンホールですが、ワタシは地元民ながら、見たことがありませんでした(爆)。
右上は鈴鹿山脈、そのすぐ下に(鈴鹿)茶畑、その左は海岸の松並木。海の上は海苔漁を表現しているものと思います。
鈴鹿サーキットは三重県を代表するものとして有名ですが、私企業なのでデザインに取り入れられなかったのでは???
by ikeda_hiroya (2012-08-24 20:00) 

MANTA

マンホールのデザインは、鈴鹿山脈だったんですね。
鈴鹿が海苔の産地というのも初めて知りました!
(なるほど、海苔の収穫のように見えますね)

「つ」は良い所ですね。京都から意外に近い(電車だと1時間半だけど、
車だとたぶん1時間くらい)なので、また遊びに行きたいです。
by MANTA (2012-08-26 17:29) 

MANTA


追記です。
かといって、地震予知に過剰な期待をもたせるのも問題。
NHK「視点・論点」で下記のような解説がありました(””は引用)。

●地震の科学と情報発信(東大地震研 大木聖子)
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/96721.html
”地震の科学が、そういう未来につながる力を秘めた学問であることは確かですが、過剰な期待を抱かせることで、現世での存在意義を強調してきたとしたら、それは先人たちの犯してきた大きな過ちだったと思います。”
”翻って考えれば、科学を営む者は多かれ少なかれ、こういったトリックを使っているように思えます。科学の素晴らしさ、理系のすごさばかりを強調し、そのようなイメージを人々に植え付けてきました。広大な真理の中の、ほんの一部である、わかったことばかりを伝えて、科学を享受することは善であると発信し続けてきました。”
by MANTA (2012-08-29 18:40) 

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