SSブログ

深海へ潜る(7) [ 海底鉱山]




外からみた「しんかい6500」だけでなく、内側から見た様子もちょっとだけ
ご紹介しましょう。私が潜った時のスナップショットです。
(学術的な資料でもあるので、ほんのさわりだけです)

写真1枚目は、いよいよ着水するぞ!というときの一枚。船の後方(おしり)が
見えています。左側の青色の柱が、しんかい6500を吊り下げているクレーン。
「Aフレーム」と呼ばれています。中央に写っているのは、しんかい6500自身の
「鉄腕」すなわちロボットアームです(マニピュレータと呼ばれています)。

写真2枚目が着水した直後の外の様子。
もしかして「空の青色が海の表面に映っているから海は青い」と思ってませんか?
違うのです、ちゃんと海の中も青色です。きれいな色ですね。
着水の時に少し衝撃があるかな?とか、揺れるかな?と思ったのですが、
ぜんぜんそんなことはなく、スーッと水に入って行きました。
この時、写真には撮れませんでしたが、母船「よこすか」のスクリューが
回っているのも見えました。船のスクリューを海の中で見ることなんて
まずないですから、ちょっと嬉しかったです。

そうこうするうちに、スイマーさんに吊り下げロープを外してもらい、
しんかいは潜航開始。あ、書き忘れましたが私はしんかいの左舷側の観察窓
(丸窓)から外を覗いています(写真3枚目)。雰囲気を感じていただけるよう
に、写真1、2枚目もわざと窓のふちが映っているのを選んでいます。

観察窓の大きさは手のひらサイズ。小さいので外を見る時は顔を押し当てるよう
にします。窓の周りの黒い部分はフェルトになっていて、おでこをぶつけない
優しい設計になっています (^^) 何度も潜っている研究者は頭にタオルを巻い
て来るそうな。それもそのはず、海底は水温2〜4度程度。
じっと外を見続けていると、おでこが冷えすぎです。

ちなみに写真3枚目で水深30mくらい。海は明るい青色です。
水深50mで真っ青になり、水深100mでは群青色、150mではかなり暗く、
水深200mでは真っ暗になります。
(この日は曇でした。晴れているともう深くても見えるようです)

つづく。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

深海へ潜る(6)深海へ潜る(8) ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。