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海底で鉱山を探す(12) [ 海底鉱山]

長々お届けしました乗船レポート、最終回です。
調査は無事終了。予定の調査目的を概ね達成。ほぼ満願成就です。
いやー、よかった、よかった。

ただ多少、天気にも悩まされました。
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そんなときは島影で風を避けます。写真は伊豆諸島の一つ、「青ヶ島」。
虹がかかっていますね。風が強いので白波も立っています。

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島は断崖絶壁で囲われています。漁船が操業中。おそらく青ヶ島の方でしょう。
この島は火山島。1700年代には大噴火のため、全島民が避難し、長年にわたって
無人島となったこともあったそうです。いまは数百人が生活していて、焼酎を作ったり
釣り人に宿や食事を提供したりしているそうです。

…というお話を、青ヶ島に屡々調査に行かれる東海大学のI先生から船上で伺いました。
荒天の時には研究者だけでなく、船員さんも参加される「船内セミナー」が行われますが
I先生のお話はみんな興味津々。というのも、船員さんといえども、青ヶ島に上陸された
方はおられなかったのです(意外!)。「どうやって生計を立てているのか?」
「船から見える信号らしきものは、いつも青なのだが?」などなど、質問が飛び交いました。

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さて調査は終了。船は一路、横須賀港へ。

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船橋(ブリッジ)には海図。横須賀までの予定航路が鉛筆で書かれています。
(航海がおわると、鉛筆の線は消して、また再利用します)
調査船には、電子海図ももちろん搭載されていますが、アナログも必要です。

あっと言う間に東京湾へ。
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中央に写っている白い船は調査船「かいれい」です。

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船内はすっかり下船ムード。こちらはサロン。着岸前日の晩には、ここで
打ち上げパーティー(宴会)が行われました(なので、着岸日は二日酔い)

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こちらは食堂。毎日おいしいご飯をありがとうございます。

無事に着岸。2週間足らずの航海でしたが、今回もながーく感じました。
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探査機「うらしま」、空を飛ぶ。船からクレーンを使って、陸上の岸壁へ下ろしているところです。
お世話になりました。またねー。

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朝着岸しましたが、荷降ろしを終えて、帰る頃にはもう夕方。
調査船「よこすか」、お世話になりました!!

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その隣りの僚船「かいよう」とともに、パチリ。
また来ますね~

というわけで、乗船レポート、終了でございます。
が、あと1回、番外編がありました。のちほどUPします~
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