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海底で鉱山を探す(5) [ 海底鉱山]




乗船レポート、毎日更新とは行きませんでした。それだけ調査が順調で
忙しいということです(順調じゃなくても忙しいことも多いですが)
(とくに装置がトラブったときは、”とても”忙しい。今回は大丈夫!)

海底調査をおえた「うらしま」を船の上に揚収します。
「うらしま」は水中ロボット。ロボットパワーで海底を詳しく調査しますが、
こいつを船の上に引き上げるのに必要なのはマンパワーです。

写真1枚目は、調査船「よこすか」から出撃した作業艇。
潜水士(ダイバー)さんが3名乗っています。黄色い作業服は船員さんです。

写真2枚目。海底の調査を終えて水面まで浮上してきたうらしま(写真右)へ
作業艇を近づけます。ここからダイバーさんが海に飛び込みます。

で、写真3枚目。うらしまの上に乗っかったダイバー達。
けして遊んでいるわけではありません。重ーい うらしまを船の甲板上に引き上
げるには、クレーンを使わないといけません。クレーンから出ているロープにう
らしまを接続する必要があるのです。ダイバー達の役目は、海の上を漂っている
うらしまにロープを繋ぐこと。一つ間違えば大怪我しかねない危険な作業が、
日々の調査終了時に待ち受けていますが、ご安心を。
この作業、すでに引退した潜水調査船「しんかい2000」の頃からすでに30年間、
代々行われている作業なのです。世界中で、深海へ潜ることができる潜水船が活
躍していますが(米・仏・露・日)、どの国の潜水船も揚収時にはこんな感じで
人の手を借りているようです。
最新科学機器といっても、人間の知力と体力が支えているのですね。

ちなみにダイバーさんはいつもは2人だそうですが、この時は練習生の方も参加。
さすがはAUVうらしま、3人乗っても沈みません(イナバ物置か!)。
(でもちょっと重そう)
あとイルカに乗った少年、という歌があったんでしたっけ? 世代的にちょっと
存じません。私の世代だとイルカに乗っているのは「海のトリトン」です。
このブログのタイトルの元ネタでもあります。閑話休題。
つづく。

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ecco

がんばれダイバー!
陸ではなんでもなくできることが
海上、海中ではほんとに大変な作業だったり・・・
どうしてもダイバーに気持ちはいってしまいます(笑)
by ecco (2011-12-18 13:17) 

MANTA

eccoさん、まさにその通りです。
「フックを取り付ける」なんて、陸上では簡単な作業なんですけどね。
海の中での作業は、まるで宇宙での作業のようなものです。
アタマで思っていても全然うまくいきません。
by MANTA (2012-01-01 07:50) 

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