SSブログ

ジョブズの愛した、あの味 [▼研究実況 Now!]

スティーブ・ジョブズの死去から約1ヶ月。彼の伝記は中国でも大変な売れ行きだそうな。
新規作成_1.jpg
アダムとイブ、ニュートン、そしてジョブズ。

むろん、そこは中国、さっそく海賊版が出回っているらしい。
●ジョブズ伝記本の海賊版、露店で飛ぶように売れる=1冊わずか120円―中国
 http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=55675
この記事は傑作だ。いわく「さらに驚くのは、中身は全く別の内容である」とのこと。
一体どんな内容なんだ?かえって興味深い。

そんな偉大な革命家、スティーブ・ジョブズの大好物はなんと、こちらだったそうな。
●スティーブ・ジョブズが愛した「刺身そば」後悔する味だった
 http://news.livedoor.com/article/detail/5941563/

この刺身そば、かつてサンフランシスコを訪れた時に食べたことがあるなぁ、
日本人ならお分かりのように日本ではたぶん食べられないが、サンフランシスコ
にある「日本人街」では当たり前のようにメニューに並んでいた。
PC190090.JPG
ざるそばの上にマグロの刺身。メニューでは「Zaru Maguro」と書かれていた。

PC190091.JPG
刺身とソバを、ざるそばのつけ汁に浸して一緒に食べる。。。
刺身はソバのつけ汁では味が足りず、生臭さが残る。ソバの風味と生臭さのミスマッチ
だけが口の中に居座る。ようするに不味い。ためしに刺身とソバを別々に食べてみる。
これなら普通だ。ってことは刺身をソバの上に乗せる意味はない、というかマイナスだ。
よくあるよね、要素要素はよいのに、あわせるとダメになることって。

このZaru Maguro、お値段は12.5ドルであった。いろいろ泣けてくる。
ちなみにこのお店は日本からの輸入ビールを出していた。その名も「越後ビール」。
東京でも京都でも見たことがない。新潟に行くと飲めるのだろうか?

ついでなので、サンフランシスコの日本人街の様子もご紹介。
PC190085.JPG
なんと五重塔があるのだ。夕焼けに映えて美しい…

PC190086.JPG
しかし近づくと…おや?中国風? なぜ和風ではないのか?
サンフランシスコの日本人街が栄えたのは戦前の話。戦争後、日本人はこの街には
戻って来なかった。戻ってきた日本人も1980年代の反日暴動で、この街を去った。
いま、日本人街を切り盛りしているのは、中国人と韓国人である。故にZaru Maguroなる
奇妙な食べ物が生まれるのだ。イチ日本人として、複雑な思いである。
訪れたのはクリスマスシーズン。プレゼント用に和風食器・雑貨や漫画雑誌を買い求める
アメリカ人が多数訪れいていた。日本の食材を売っているスーパーも賑わっていた。

この日本人街、サンフランシスコの中心街からは遠くはなれている(2kmくらい?)。
PC190078.JPG
途中はこのようなダウンタウンだ。治安はとてもいい、とは言いがたい。

PC190081.JPG
通りにはお店もちらほら。八百屋の店頭ではフルーツがどーんと並べられていた。

PC190095.JPG
夜は一転。ダウンタウンの一部は怪しげな歓楽街へと変貌する。

PC190097.JPG
でもそのすぐ横には政府の建物がライトアップ。
この混沌さはなんとなくアジアである。サンフランシスコ=アジア。

ちなみにこれらは2年ほど前にアメリカの国際学会に散会した時の写真である。
 米国地球物理学会 http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2009-12-19
 学会会場の雰囲気 http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2009-12-21
当時のアルバム(フォルダ)をひっくり返していると懐かしい写真が出てくる。
PC190044.JPG
学会会場の表の歩道。この歩いている人、ほとんど全て、地球の研究者である。
12月のある時期は、サンフランシスコは地球物理学者で埋め尽くされるのだ。

PC190038.JPG
自動車と自転車。そういや日本は最近「自転車は車道」で大騒ぎだ。

PC190070.JPG
こちらはクリスマスショーウィンドウの中のネコ。おつかれです。

とりとめがなくなった。アメリカにまた行きたいなぁ。
nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。