SSブログ

南極も温暖化とのニュース [ 地球温暖化を学ぼう]

こんにちわ。週末ブロガーのMANTAです(この記事、土日に書きました!)。
いやー、もうちょっと更新しようと思ってはおるのですが、転職後、どうもいかんですね。
こんなペースではありますが、お許しくださいませ。

さて地球温暖化の連載の途中ではありますが、今日は地球温暖化に関する
興味深いニュースを4つほどご紹介しましょう。先に私の感想を書いてしまうと…
・南極も含めて、地球はこれまでは温暖化傾向だった。(これからは?)
・科学者も、CO2が温暖化の原因かどうか本当は理解できていない
・温暖化の様子や原因を衛星などを使って、きちんと調査する必要がある

まず一つ目は昨年の地球の平均温度について。
●2008年は史上8番目に暑い年だった、米国海洋大気庁(Technobahn)

観測史上"暑かった年ベスト10"のうち2001年~2008年が連続ランクインとなりました。
(元ネタはこちら) 昔に比べて、ここ最近の地球は温暖化しているんですね。
ただし、一番暑かったのは2005年なので、「地球温暖化はもうピークを超えた。これからは
寒冷化へ向かうのだ」という説も囁かれています。私も気になるところです。2008年は、
ラニーニャ現象のため(海水温が下がり)地表の平均温度が下がったとも言われてます。
ラニーニャ現象が終息した今年2009年は暑くなるのか?寒くなるのか?気になりますね。

----
次に南極について。かつて当ブログにコメントをいただいたとおり、「気温が上昇しない大陸」
として唯一例外であった南極。ところが最新の科学成果によれば、南極大陸もここ50年間は、
地球平均と同じ程度に気温が上昇していたことが判明したようです。

●<温暖化>南極大陸も10年ごとに0.12度 米大など分析
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090122-00000015-mai-soci
●南極温暖化の進行、衛星データから判明(National Geographics)

 ※地図あり。オレンジほど温度上昇が大きく、白は上昇量ゼロ。

考えてみれば興味深い研究成果です。南極大陸はほかの大陸と比べると日光の当たり方が
ずいぶん異なっていますし、氷におおわれたその大地は太陽の光をよりよく反射するはずです。
にも関わらず他の大陸と同じ程度、気温上昇が進んでいるということは… 
太陽ではない他の要因が温暖化を促進している証拠なのでしょうか?
今回の結果は衛星データから分かったことだそうです。やっぱりちゃんと調べないとね。

----
衛星といえば先週末、地球上のCO2濃度調査の衛星を日本が打ち上げました。
●H2Aロケット 温暖化の予測に期待 「いぶき」軌道に
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090124-00000009-maip-soci
上記のYahoo!ニュースには書かれていませんが、米国も同様の衛星を1ヶ月後に打ち上げる
ことが米国のYahoo!Newsには書かれています。元々日米の共同ミッションのようですね。
●Japan launches orbiter to probe greenhouse gases
 http://news.yahoo.com/s/ap/20090123/ap_on_re_as/as_japan_rocket;_ylt=As4PMmGCYKSot2Yf12T82Jes0NUE

以前の連載記事で、CO2単調増加の源は主に陸地であるということを書きましたが、
これらの日米の衛星を使えば、CO2の発生源はどこで、どう移動するのかが追跡できますし、
CO2が海や森に吸収されているのか、逆に吐き出されているのかも見ることができるでしょう。
ひいてはCO2の将来の予測値も高い精度で見積もられるので、CO2排出規制の科学的な
目安もはっきりします。先の南極の例と同じで、地球のことをまずはちゃんと調べないと、
対策もなにもあったものではありません。

----
一方で、巷ではこんな声も耳にします。
「『地球温暖化は危険だ!ちゃんと調べないと!対策しないと!』っていうのは、科学者達の
 予算獲得のためのスローガンじゃないの?」
(ドキッ!! 私も科学者! 温暖化関係のプロジェクトから頂いてませんが。)
ただし、Technobahnのニュースを読むと、そこまで阿漕なことは考えていないようです。

●地球温暖化の原因は人間活動なのか? 米研究機関が専門家に対してアンケート調査
 http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200901231237

この記事を読むと、地球科学に関する研究者の82%は「地球温暖化の要因は人為的」と考えて
いるようですが、温暖化の専門家である気象学者のうち、「人為的な温暖化」に同意する人は
64%しかいません。3割以上の専門家が納得していないということは、「人為的な温暖化」を
科学的結論とするには、この割合ではまだ程遠いと言えるでしょう。同時に、「予算をとれるから
温暖化対策に賛成しとけ」という科学者像も単純すぎる見方です。

科学者たちが行いたいことは「真実を知ること」。私もそうです。そういえば今月、当ブログの
Q&Aから質問を2つほど頂いております(信濃大路さん、yaoさん、ありがとうございます)。
いずれのご質問も、私の連載記事が「人為排出CO2悪玉説」を支持するものだろうとお考えの
ようでしたが、そんなことはありません(たぶんどこにもそう書いていないと思います)。
私自身の思いはこの記事の冒頭の「私の感想」に書いた3項目そのものです。
科学に善玉・悪玉などありません。あるのは真実のみです。
名探偵コナンみたいになってきました。

あ、頂いたご質問の一部には近いうちにこのブログでお答えいたします。
少々お待ちくださいませ。
まだまだ続きます。

----
※追記(1/29)
気象庁のサイトで昭和基地の気温データが公開されていますので、宮崎の気温と一緒に
グラフにしてみました(セレステさん、ご紹介ありがとうございます)。
新規作成_1.jpg
こうしてみると、昭和基地の気温変化が宮崎の気温変化に比べてとても激しいことが
分かります。これでは宮崎のような気温の上昇傾向は分からないですね。ただし、
昭和基地の気温の低い時だけを追っていくとと少しずつ上がっているようにも見えます(点線)。
気温の高いときも、1969年と1980年をのぞくと少しずつ上がっているように見えます(点線)。
これらの傾向は宮崎の気温上昇に似ているといえば似ていますが、ちょっと無理やりですね。
米大など分析では、このあたりを衛星データではっきりさせたと言えるのでしょう。

※追記(2/4)
「池田信夫ブログ」さんに、「昨年の気温、21世紀で最低、地球の気候、当面『寒冷化』、
自然変動が温暖化抑制?」という日経の記事が紹介されています。
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51301153.html
上記のTechnobahnの記事とずいぶん論調が違って、参考になります。
また日経の記事に載っている気温変化のグラフは、米国NOAAのグラフと結構違いますね。
http://www.ncdc.noaa.gov/img/climate/research/2008/jan/glob-jan-pg.gif
(あるいはこちら→ http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2010-07-18
2009年は翻って暑い年になるのか、それとも2009年も寒くなるのか。今年は注目の
1年かもしれません。あと太陽活動の影響は当ブログの過去連載で書いたように、
地表温の単調増加にはあまり寄与していませんよ、日経さん。

nice!(6)  コメント(24)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 6

コメント 24

セレステ

 南極に関して一言、気象庁の昭和基地の過去の気温データを見てください。 温暖化の兆候は見られません。 つまり南極全体に温暖化傾向があるというわけではないようです。 BBCの放送では南極全体の半分以上は顕著な温暖化は見られていないようです。 
by セレステ (2009-01-27 22:21) 

Yuki

温暖化が進むと寒冷化になるというのは
聞いたことがあります。
氷河期になるのでは?と聞きましたがどうなんでしょう?
興味深い話題です。(*^^*)
by Yuki (2009-01-27 23:17) 

セレステ

 申し訳ありません、勘違いでしたBBCの方でも東側でも0.1℃/10年上昇しているとなっていました。 しかし昭和基地のデータでは温暖化は見られません。 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/annually_s.php?prec_no=99&prec_ch=%93%EC%8B%C9&block_no=89532&block_ch=%8F%BA%98a%8A%EE%92n&year=&month=&day=&elm=annually&view=
 温暖化が進んで氷河期というのは多分海流の問題かと思いますが南極は関係ないと思います。
by セレステ (2009-01-27 23:52) 

綾波シンジ

○南極の気温上昇
衛星データでホイ結果がでました…と言われると本当か?と現場屋系の私としては思ってしまいます。(論文本体を精査しておりませんので適当な物言いですが)……本当ならインパクトの強いトピックですね。

ところでセレステさんの提示された気温データを単純に直線近似しますと、+0.36℃/100yrとの傾向が得られます。値の始まりの年(1969年)が高温なので、見た目で傾向はつかみにくいですが。

○いぶき
CCSRの方は、いぶきのデータからCO2その他各種温室効果ガスの高度毎濃度を出せないか?を試みておられるようです。

○アンケ
MANTAさまがあげられた記事は「低い値を載せる」派の取材者のようですね。「気候学者97%」が綺麗に削られています。情報発信源はこちらのようです。気象学者と気候学者の違いなども載っています。
http://tigger.uic.edu/htbin/cgiwrap/bin/newsbureau/cgi-bin/index.cgi?from=Releases&to=Release&id=2389&frommain=1
さらにこの元となるアンケート結果を見てみたいものです。
by 綾波シンジ (2009-01-28 14:40) 

すうちい

「いぶき」の名前にも応募したんですよね。はずれました。
つまり「いぶき」じゃないので応募しました。
何で応募したかはもう忘れましたけど。
残念、「かぐや」に続いて生徒に自慢しようと思ったのに。
by すうちい (2009-01-29 01:50) 

MANTA

セレステさん、綾波シンジさん、コメントを頂いて気になりましたので昭和基地
の気温変化も図にしてみました(追記をみてね~)
昭和基地は温度変化が激しいのですね!(一応、上昇傾向??)

>MANTAさまがあげられた記事は「低い値を載せる」派の取材者のようで
>すね。「気候学者97%」が綺麗に削られています。
なるほど~ 「理科」に含まれる気象学では人為的温暖化を信じる人が
ちょっと少ないけど、「社会に」に含まれる気候学では、ほとんどの学者が
人為的温暖化を信じていると。なにかを暗示していますね(苦)
情報ありがとうございます > 綾波シンジさん


by MANTA (2009-01-29 08:53) 

MANTA

>温暖化が進むと寒冷化になるというのは聞いたことがあります。
Yukiさん、たしかに地球の歴史を振り返ると、温かくなったり寒くなったり
を繰り返しています。まるでシーソーのよう。ここ最近がむしろ温暖な気候
が続きすぎているという指摘もあります。でもなぜそうなるかは??
地球はナゾに満ちた星なのです。

>「いぶき」の名前にも応募したんですよね。はずれました。
すうちいさん、なんていう名前を応募されたのですか??(^^)

by MANTA (2009-01-29 08:56) 

アヨアン・イゴカー

>地球のことをまずはちゃんと調べないと、対策もなにもあったものではありません。

科学者が科学者たる所以ですね。

>「理科」に含まれる気象学 、「社会に」に含まれる気候学
なるほど、と思いました。地理の授業では気候学についても少し学びました。随分昔のことですが、あやふやな記憶で申し上げますと、動気候学(地球の温度の変化で、気候も歴史的に変化していると言うような考えだったと思います)と言う言葉がありました。
by アヨアン・イゴカー (2009-01-31 12:28) 

MANTA

>動気候学(地球の温度の変化で、気候も歴史的に変化していると言う
>ような考えだったと思います)と言う言葉がありました
アヨアン・イゴカーさん、初めて聞きました。たしかに江戸時代は今より寒く
飢饉などもそのために起きた側面もあるようですね。
http://www.geocities.jp/srkhayasi/kikou3.html
さてこれから地球は暖かくなるのか寒くなるのか?現状の温暖化の様子から
私なりに探ってみたいと思います。
by MANTA (2009-02-02 08:51) 

おおくぼ

気温変化の原因となる現象はいろいろあると思います。

例えば・・・

http://209.85.175.132/search?q=cache:uPhl5mG124sJ:air.geo.tsukuba.ac.jp/~tanaka/papers/paper221.pdf+%E6%B0%97%E8%B1%A1%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%80%80%E5%8C%97%E6%A5%B5%E6%8C%AF%E5%8B%95&hl=ja&ct=clnk&cd=7&gl=jp



http://wwwoa.ees.hokudai.ac.jp/people/yamazaki/AO-note/

>「あと太陽活動の影響は当ブログの過去連載で書いたように、
地表温の単調増加にはあまり寄与していませんよ、日経さん。」

単調増加ではなく、かなり複雑に寄与しているのでは?

例えば、太陽磁場と地磁気の関係は、北極振動に大きな影響を与えるのでは?

http://209.85.175.132/search?q=cache:2ZIbxAvF8T4J:air.geo.tsukuba.ac.jp/blocking/MS/2006fujita.pdf+北極振動 地磁気&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jp

by おおくぼ (2009-02-04 17:51) 

MANTA

>単調増加ではなく、かなり複雑に寄与しているのでは?
おおくぼさん、そのとおりです。私が以前の記事に書いたのは、単調増加
分と、周期変動分の両方を太陽活動では説明できないということです。
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2008-07-21
その後、この記事のコメント欄(2009-01-29)でご紹介したように、周期
変動分は太陽活動で説明ができるようですが、単調増加分については
説明できなさそうという話を書きました。またそちらをご覧ください。
by MANTA (2009-02-04 19:52) 

おおくぼ

>「私が以前の記事に書いたのは、単調増加分と、周期変動分の両方を太陽活動では説明できないということです。」

その通りですが・・・

「単調増加分と、周期変動分の両方を太陽活動では説明できないということです。」・・・・と・・・・「地表温の単調増加にはあまり寄与していませんよ、日経さん。」・・・・には飛躍があるのではないでしょうか?

北極振動が、地球の平均気温にどの程度影響与えているかは不明です。
そして北極振動の規則性もよくわかっていません。
北極振動に太陽がどの程度影響を与えているかも不明です。
太陽の変化と北極振動の規則性もよくわかっていません。
だから例え太陽の影響が長期的に地球の平均気温に深く関わっていても、予測が難しいのです。

日経に掲載された江守氏のコメント・・・「自然変動はいずれ反転し、今度は気温を押し上げることになる。10~20年後には急激な温暖化が訪れるだろう。」は、二酸化炭素の増減に関係なく、予測が当たる可能性は充分にあるのです。

参考

20世紀の北極圏の平均気温の経年変化(激しく上下を繰り返しています)

http://www.junkscience.com/MSU_Temps/Arctic.html

by おおくぼ (2009-02-04 21:02) 

おおくぼ

追記

Aの変化をBの変化で説明できないからと言って、Bの変化がAの変化に深い影響を与えないということにはならないと思うのです。

赤祖父俊一先生の『正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために 』を読むと、何が原因で地球の平均気温が変化したかを判断するのは現時点は困難であることがわかります。

だから地球の平均気温を変えている原因Xは謎なのです。
そして、原因Xを探る当てるのが科学者の仕事です。

by おおくぼ (2009-02-04 21:10) 

MANTA

おおくぼさん、ちゃんとご紹介したコメントもみてくださいね。
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2008-07-21
この記事のコメント欄(2009-01-29 08:35)です。リンク先をご覧ください。
英語ですが。
by MANTA (2009-02-04 21:26) 

おおくぼ

スベンスマルク説に関する論文と北極振動がどのように関係するのでしょうか?
また私には宇宙線が地球の平均気温に影響を与えるとは思えないのですが・・・。
by おおくぼ (2009-02-05 07:25) 

MANTA

>スベンスマルク説に関する論文と北極振動がどのように関係するのでしょうか?
残念ながら不勉強で存じません。すみません。
by MANTA (2009-02-05 08:04) 

おおくぼ

私の質問の仕方が悪いこともありますが、MANTAさんの返答の意味がよくわかりません。

>「おおくぼさん、ちゃんとご紹介したコメントもみてくださいね。
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2008-07-21
この記事のコメント欄(2009-01-29 08:35)です。リンク先をご覧ください。
英語ですが。 」

ここで、一回整理します

まず日経の記事の該当箇所

「寒冷化との関係で太陽活動の「異変」も注目されている。米航空宇宙局(NASA)は昨年九月、「太陽活動が約五十年ぶりの静かさ」と発表。その後も太陽活動は静かな状態が続いている。太陽の日射量の変化のほか、太陽磁気の変動が地球の気候に与える影響への関心が高まっている。」

今回の寒冷化現象と太陽の変化は関係があるかもしれないと・・・日経は推測しているわけです。
もちろん関係ない可能性も充分にあります。
短期間での太陽の日射量の変化は、太陽活動とは関係ありませんし。

私は「今の寒冷化の原因は、北極振動にあるのでは?」という推測と「北極振動は太陽の影響があるのでは?」という推測で、コメントをしたのです。

だから日経の記事は間違いとは言えないという主旨です。

by おおくぼ (2009-02-05 11:15) 

綾波シンジ

MANTAさま、横から失礼します。

「地球温暖化」と対になる語義としての「寒冷化」であれば、周期変動(AOなどoscillation)を含めるのは適切なスケールで対応させているとはいえないです。
スケール(振幅・傾向・周期)を踏まえて考えるというのが大事では無いでしょうか?
下記記事をご参考に:
http://blogs.yahoo.co.jp/eng_cam_fld_tgs/38497532.html
http://blogs.yahoo.co.jp/eng_cam_fld_tgs/38453027.html

日経の記事は、そういうスケールの扱いを知らない記者さんが書いた感じですね
by 綾波シンジ (2009-02-05 19:55) 

MANTA

おおくぼさん。わかりやすく整理しないとご理解いただけないようで残念です。
・大雑把な比較ではあるが、ここ30年の太陽光エネルギーの時間変化
 パターンは、気温変化パターンのうち11年周期と長期上昇傾向を同時
 には説明できなさそう。
 (http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2008-07-21)。
・より厳密な比較例として、地球へ入ってくる宇宙線強度と、気温変化
 パターンから長期の上昇傾向などを取り除いた気温変化パターンは、
 非常によく似ている。
 (http://www.skepticalscience.com/Svensmark-Friis-Christensen-rebut-Lockwood-solar-paper.html
・従って太陽活動が宇宙線強度変化を引き起こしているとすると、太陽活動
 は11年周期の気温変化はよく説明するが長期上昇傾向は説明しない
 といえる。
----
綾波シンジさま、フォローありがとうございます。
ご理解いただけて助かります。おっしゃる通りです。
貴殿の記事のグラフも(ちょっとした騙しも)、好きです(^^)
by MANTA (2009-02-05 20:53) 

おおくぼ

「地球へ入ってくる宇宙線強度は、気温変化パターンから長期の上昇傾向などを取り除いた気温変化パターンと非常によく似ている。」からと言って、どうして宇宙線が地球の平均気温に影響を与えていると言えるのでしょうか?
「宇宙線」と「地球の平均気温」は、相関関係があっても、因果関係はないと思うのですが・・・。

by おおくぼ (2009-02-05 21:13) 

おおくぼ

リンク先から引用

http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2008-07-21

>「しかし現実には気温の上下変化の振幅は説明できたとしても、長期の上昇傾向は説明できない。やはり1980年頃以降については、太陽光エネルギーを主要因とする地球温暖化説は成立せず、温室効果ガスなどの別の要因が地球温暖化において重要な役割を果たすようである。」

素朴な疑問があります。

疑問1 
1980年代以前は、太陽光エネルギーを主要因とする地球温暖化説は成立したということでしょうか?

疑問2
1980年以降の地球温暖化の原因は?
二酸化炭素などの人為的な温室効果ガスは、100年以上前から急速に増えているので、1980年以降に急に影響が出たとは思えません。

どうでしょうか?



by おおくぼ (2009-02-05 21:56) 

MANTA

>どうして宇宙線が地球の平均気温に影響を与えていると言えるのでしょ
>うか?
おおくぼさん、お願いですからちゃんと記事をよんでからコメントしてください。
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2008-07-21
ここに書いてあります。そして私の結論は「"仮に"宇宙線の影響はあっても
それは現在の気温の上昇傾向は説明できなさそうである」です。一方で、
気温の周期変動は宇宙線強度と相関があるので、それはそれで興味深い
です。

上記疑問1については、1980年代以前は衛星による太陽観測がありません。
なので、なんとも言えないだろうと私は考えています。

疑問2ですが、私のスタンスは、最近は衛星データも含み、地球観測データ
が充実してきているので、最近の温暖化傾向にまず着目しようと考えて
います。原因については、まだまだこの連載を読まないと出てきません(笑) 

ところで、、、大変恐縮ですが、おおくぼさんのコメントは長い上に、すでに
本記事の内容とかけ離れています。既存記事もお読みいただけていない
ようです。従いまして当コメント欄を当面承認制にいたします。ご了承ください。
by MANTA (2009-02-06 06:50) 

KITA

こんにちは、MANTA様。温暖化検索で流れ着きました。

素人ですが、おおむねMANTAさんの意見に矛盾が無いように思いました。こまかい検証も多く、作成にお時間がかかるブログですが、頑張って下さい。




by KITA (2009-04-20 22:41) 

MANTA

KITAさん、温暖化の記事で久々に励ましのお言葉をいただきました。
ありがとうございます。昨年秋に転職してからブログを書く時間が多少
減ってしまいましたが、ぼちぼちと更新させていただいております。
またお越しいただけると幸いです~
by MANTA (2009-04-27 23:31) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

連休のあれこれ正露丸、ありがとう ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。