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論文ができるまで ~英作文リハビリ(3) [ 連載 Old..]

前回のつづきです。昨日行った分のご報告。

【Day 2】英作文と資料整理

休みでしたので自宅で執筆。あっつい。
私はまだよいが、パソコンがやばいくらいあついので強制空冷。

  ローテク扇風機と、ハイテクノートPCのコラボ。
  Dynabook SSです。1年使ってます。よいよ。

さあ執筆とおもいきや、頼まれていた英文論文の査読をしてしまわないといけない
ことを思い出した。英語の論文を読んで、英語で「ここはこうしたほうがよい」と
コメントを書くのだ。下読みは終わっているから、あとはコメントを書くだけ。
まずはこれから…とおもったら、これだけで1日終わってしまった!
あーっ、自分の論文を書かないといけないのに、なぜに俺は人の論文の手直し
をしているのだろうか?

しかし、時間のかかった理由は、自分の英作文のカンが鈍っていたから。
一つの文章を書くのに何度も手直ししてしまった。フレーズも出てこない。
でも英語って不思議なもんで、苦手は苦手なりに、1日くらいウーンとうなってると
すこしペースがつかめてくる。1日でだいぶリハビリが進みました。

あと気分転換に、オフィスから持ち帰った他の研究論文とかを整理。
これを元に、論文の冒頭部分を書くのですが、材料は一応そろったかんじ。
ネットでも資料集め。おお、こんな論文もあるのか!? おお、こんなのも!?
ってやってると、どんどん時間ばかり経つ。あとでまとめて資料請求だ。

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ネットをまわっていたらこんなのも拾った。
気分転換と言うことで…

○野球好きのネコ(動画) ※音が出ます。
http://video.ask.jp/watch.do?v=54dea8e1-1468-4521-9957-52efb374192b&feature=Views&page=1&t=t&f=b

だめだ、何回見てもオモロイ。

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コメント 5

お疲れ様です!英文を読むだけでなく書けるだなんて、やっぱりすごいなあ。私なんぞ読むだけでひいひい言って愚息の失笑を買っています。
野球好きの猫、見ました。消音にしたまま見るとただぺろぺろ前足をなめているだけですが、音声といっしょだと笑っちゃう。
by (2007-08-09 00:08) 

竜

お久しぶりです。なんか身につまされる連載ですが、最近一本アクセプトされたのでちょっとほっとしています。impact factor思いっきり低いですが(^_^;)。
#でも次が待っている...

査読ってけっこう時間食いますよねぇ。私の場合は、ちょっと境界領域的な分野に絡んでいるせいか、地球科学系とはちと違う、土木とか電気通信学会とかの査読を頼まれたことがあります。で、学会によって査読の方法やスタンスがかなり異なってけっこうとまどいました。

一番弱ったのが、その分野では新規性のある手法として大々的に売り込もうとして著者も気合い入れて書いているのに、私が馴染んでいる分野ではその手法は精度も1桁悪く、15年以上も前にレビュー論文も書かれている事例。散々悩んで、「著者の関連分野では有効とみなせる事例もあると思われるので、それを主張してください」とコメントして返しました。結果、再査読で何とか許容できる範囲での論文となったので良かったのですが。
by 竜 (2007-08-09 01:25) 

MANTA

> 英文を読むだけでなく書けるだなんて
いやー、実はですね、あるコツがあるんですよ。
続きの記事で紹介していきますね~

> なんか身につまされる連載ですが
ほんとにねぇ… なんか自分でやってて自虐的な感じになりそうです。

査読は困りますね。ずばっと落とせばよいのかもしれませんが、
やっぱしなんとか救ってあげたい。特に主張が弱い論文が結構多いです。
「あーこういう風に書いてくれると、過去の研究との違いも明白になって
いいのになぁ…」という感じですね。そういう風なコメントを書いて著者に
返すのですが、修正後の原稿はまた違った方向に行っていたりして。
…まあ、他人事ではないですね。
by MANTA (2007-08-10 07:42) 

HMS

@査読

 うーん。逆にきっぱりと落とされた方が良いです。講評は好意的なのに「掲載不可」ってのは堪えますから・・・

 私は学生の査読だけなのですが「撃墜王」といわれています。先日も「一般市民が多数採取することによって観測したデータは、今後、局地的な気象予測などに役立てるだろう」との記述。

 気象業務法の第9条に「検定を受けたものでなければ使用できない」とあるのに、検定を受けることすらできない計量カップでの観測について上記のようなことを言うのは「私は今後気象業務法違反(しかも罰則規定ありw)をします」と公言しているも同然です。即日「却下」しますた。

 他にも入力信号の波形と数値フィルタリングを適用した出力信号の波形がなんかおかしいので再解析してみたら観測値の時系列に含まれていた季節変動(1.0サイクル/年)と数値フィルターのカットオフ周波数(0.48サイクル/年)を間違えて書いているとか・・・

 ネタには事欠かないですけどねww
by HMS (2007-08-12 01:23) 

MANTA

- 私の場合はこちらに書いたような「新規性」「信頼性」などがあるかどうか
で、論文としての価値がどうかを考えています。
http://blog.so-net.ne.jp/goto33/2007-08-06-1
ちょっとでもあるようであれば、著者を励ますことにしてます。

学生さんの場合は事情が異なるでしょうね。ぜひビシビシと鍛えてあげて
ください!
by MANTA (2007-08-12 09:06) 

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